『運動したいけど時間がない!』
『ダイエットしたいけど運動は大嫌い!』
こんなお悩みはありませんか?
ダイエットのために運動を取り入れたいけれど日々の生活が忙しく、なかなか時間が取れないダイエッターの方も意外に多いのではないでしょうか?
そこで、今回はそんな方たちにおすすめしたい『高温反復浴のやり方』について紹介していきます。
高温反復浴のやり方

高温反復浴はとても簡単です。
①温度を40~43度ほどに設定したお湯をはる。
②かかり湯をする。
③5分間、肩まで湯船につかる。
④湯船から出て5分間休憩する。
⑤3分間、肩まで湯船につかる。
⑥湯船から出て5分間休憩する。
⑦3分間、肩まで湯船につかる。
⑧水を浴びる。
温度が高めの湯船につかる⇒休憩のサイクルを繰り返すだけ。
入浴時には軽くマッサージするのもおすすめです。
休憩の時間にシャンプーやリンスを行うことで時短になります。
実際に高温反復浴をやってみると2回目の入浴をする頃には身体の芯まで温まりますので、汗がブワッと吹き出してくるはずです。
そのため、高温反復浴を始める前には水分補給を行うようにしてください。
高温反復浴の効果

高温反復浴を行うことでいくつか嬉しい効果があります。
ここでは代表的な効果4つご紹介していきます。
①ダイエット効果
高温反復浴を行うことで交感神経を刺激し、脂肪の燃焼を促します。
約20分ほどの入浴で300~400kcalの消費が期待できます。
これは体重60kgの人が5kmのジョギングをするのと同じくらいのカロリー消費になります。
②代謝UP
身体の芯まで温まることで、血行が促進され、代謝がよくなります。
代謝がよくなることで、基礎代謝が上がり、より脂肪が燃焼されやすい体質になります。
美容の面でも効果的で、デトックス効果により肌トラブルの改善にもつながります。
また、女性に限って言えば、血流がよくなることで生理痛が緩和される効果も。
③疲労回復効果
湯の水圧が身体にかかることでマッサージされているのと同様に疲労回復効果が得られます。
④ヒートショックプロテイン効果
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質のことです。
高温反復浴を行うことで身体に熱によるストレスが加わり、体内で作られるHSPの量が増加します。
このHSPが増えると、傷ついた細胞が修復されるだけではなく、免疫力や代謝も上がります。
高温反復浴を行う上での注意点

高温反復浴には短時間でいくつかの嬉しい効果が得られる反面、身体にかかる負担は大きいです。
そのため、いくつか注意点があります。
①湯船に浸かるとき、湯船から出るときはゆっくり行う
高温反復浴では、40~43度ほどの熱めのお湯につかります。
そのため、急に湯船につかったり出たりするとその温度差に身体がびっくりしてしまうことがあります。
湯舟に浸かる時、出るとき時ゆっくり行い、かけ湯をするなどしてゆっくり慣らしていきましょう。
特に寒い冬場は寒暖差が大きいため注意が必要です。
②入浴前、入浴中、入浴後にしっかり水分補給をする。
高温反復浴をすると身体の芯まで温まりますので、とにかく汗をかきます。
1回の入浴で5kmのジョギングと同程度の運動効果があるほどです。
そのため、入浴前、入浴後はもちろん入浴中もしっかり水分補給をするようにしてください。
③高温反復浴は1日2回までにする。
いくら短時間でダイエット効果があるからといって1日に何回もこの入浴法を行ってはいけません。
高温反復浴は身体にかかる負担が大きいので、やりすぎは厳禁です。
④食後は控える
高温反復浴は食後に行ってはいけません。
食後は少なくとも1時間は間をあけるようにしてください。
食後は胃が食べ物を消化するために多くの血液を使うことから、高温反復浴をすれば血液が胃に回らなくなり、気分が悪くなるだけではなく消化不良につながります。
⑤心臓や血圧の持病がある方、妊婦さん、貧血気味の方は控える
高温反復浴では血行を良くします。
しかし、血圧が高い方や貧血気味の方、また血液中の水分量が多い妊婦の方は血管に必要以上に負担がかかってしまう可能性があるため避けてください。
⑥自分の体調を見ながら無理はしない
どんなことにも当てはまりますが、決して無理はしないようにしましょう。
高温反復浴は短時間でお手軽であるため、ついつい無理をしてしまいがちですが、身体を壊してしまっては元も子もありません。
効果をさらに高めるために

ここでは高温反復浴の効果をさらに高める方法をご紹介します。
①休憩中に 下半身に冷水を浴びる。
休憩の時には、首筋から背中にかけて冷水シャワーを浴びるようにしましょう。
そのあたりには「褐色脂肪細胞」があり、刺激することでエネルギー消費量が高まるといわれています。
②お風呂でマッサージをする
湯舟に浸かっているタイミングでマッサージを取り入れてみましょう。
マッサージをすることで、さらに血行やリンパの流れがよくなりよりダイエット効果が期待できます。
③発汗作用の入浴剤を使う。
発汗作用のある入浴剤を使用することで、より汗をかきやすくなり代謝UPを望めます。
以下、実際に使用してみておすすめできる入浴剤をご紹介します。
高温反復浴と半身浴との違い

ダイエットに効果的な入浴法として、高温反復浴のほかに『半身浴』があります。
皆さんの中にも半身浴をすでに取り入れている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、高温反復浴と半身浴の違いをご紹介していきます。
半身浴は35℃~38℃のぬるめのお湯で20~30分みぞおちまで湯船につかり、副交感神経を刺激しリラックス効果をもたらしてくれる入浴方法になります。
心臓部分はお湯に浸からないため、心臓など身体への負担が少なくなります。
一方で、高温反復浴は40℃~42℃の高温のお湯に短時間、肩まで湯船に浸かることで交感神経を活発にさせ心身を活動的にしてくれる入浴方法になります。
高温反復浴は短時間でダイエット効果が期待できる一方、身体への負担が大きくなります。
よって、どちらも代謝を上げてダイエット効果を高めるという効果は同様ですが、半身浴はリラックス、高温反復浴は身体を活動的にする入浴方法となります。
終わりに・・・
以上、高温反復浴のやり方の内容でお送りしました。
高温反復浴は忙しい人でも、短時間で簡単にダイエット効果が得られる入浴方法となりますが、身体にかかる負担も大きいので注意が必要です。
正しいやり方で安全に『高温反復浴』を取り入れてみてはいかがでしょうか?
以上です☆