『簿記2級に挑戦したけれど難易度が上がっていて合格できる気がしない・・・』
『簿記2級に挑戦したいけれど独学で合格できるか心配・・・』
こんなお悩みはありませんか?
簿記2級はとても人気のある資格ですが、以前よりも難易度が高くなってきていることもあり、合格できるか不安な方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はそんな方におすすめしたい『日商簿記2級に合格するためのポイント』についてご紹介していきます。
実際に自分はこのやり方で簿記2級に一発合格できました。
日商簿記2級試験について
個人商店から一部上場企業まで、どんな業種でも必要とされるのが簿記のスキルです。
さらに簿記2級取得者であれば、さまざまな財務処理に対応できる経理のプロフェッショナルとして、また経営管理に役立つ知識として企業から求められるでしょう。
簿記2級で学習する内容は、「商業簿記」「工業簿記」です。
https://www.brush-up.jp/guide/sc132/grade2
問題の構成としては、大問1が仕訳問題、大問2~3が商業簿記、大問4~5が工業簿記となっています。
合格率は回によって大きく変動していますが直近だと30%未満となっています。
以下、日商簿記2級に合格するための3つのポイントについてご紹介します。
①工業簿記は満点を目指す

『工業簿記』は簿記2級から加わる論点になります。
そのため、工業簿記はとっつきにくい印象があり、工業簿記は捨てるなんて考えている方々も多いのではないでしょうか?
しかしこれは大きな間違いです。
確かに商業簿記のほうが簿記3級ですでに学習した内容の延長線上にあることから勉強しやすいでしょう。
しかし、簿記2級の商業簿記と工業簿記とでは商業簿記の方が難易度は高いです。
というのも商業簿記には税効果会計や連結会計といった以前は簿記1級で問われていた論点が範囲に含まれるようになりました。
一方で工業簿記は、2級で初出ということもあって、平易な論点で構成されています。
また、工業簿記は出題範囲が限られており、問題も過去問と類似しているため満点を取ることもそこまで難しくないです。
工業簿記の分野は一度満点をとれるようになると、比較的安定して満点を狙えるようになれるはずです。
逆に工業簿記で満点近い点数をとることができないと、その分商業簿記で点を稼ぐ必要があり、税効果会計や連結会計といった難易度の高い問題を捨てることができなくなってしまいます。
そのため、工業簿記では必ず満点を取るという気持ちでいきましょう☆
工業簿記のポイントとしては必ず図を描くようにしましょう。
図を描くことで様々な問題が解けるようになりますよ☆
②大問1仕訳問題は満点を目指す

仕訳問題も工業簿記と同様に満点を目指しましょう。
ただ、稀に難しい問題も出題されるので、最悪1問ミスまでであれば許容範囲としましょう。
毎回、大問1は仕訳問題が5問出題されています。
覚えるべき内容の範囲は広いのですが、他の大問と違って短時間で点数を稼ぎやすい部分ではあります。
しっかり問題演習を行うことで満点を取れるようになるはずです。
大事なのは、とにかく量をこなすこと!!
1問1問が独立しているので、通勤時間などちょっとした時間で問題演習ができます。
試験範囲が広いため、さまざまなパターンの出題に対応できるようにしましょう。
ここをしっかりやって理解しておけば、大問2と大問3の点数にもつながります。
逆に言えば、大問1ができないと大問2と大問3なんて解けません。
③大問2,3は部分点を狙いで

簿記2級の商業簿記はだんだんと難易度が上がってきています。
中でも大問2と大問3は満点を狙うことがとても難しく、部分点狙いを目指しましょう。
40点のうち20点取れれば十分です。
ポイントまとめ

簿記2級は70点を摂ることができれば合格することが可能です。
満点を取る必要は全くありません。
そのため簿記2級に合格するためには・・・
工業簿記と仕訳問題で満点を狙い大問2、大問3は部分点を取り合格点を勝ち取ります。
工業簿記【40点】+仕訳問題【20点】+商業簿記【10点】=70点
これで合格できます。
オススメテキストの紹介
以下に実際に自分が使用していたおすすめのテキスト&問題集をご紹介します。
ただし、基本的には有名なテキストを使っていれば問題ありません。
どんなテキストを使ったとしてもしっかり問題演習を積むことが重要です。
終わりに・・・
以上、日商簿記2級に合格するためのポイントの内容でお送りしました。
日商簿記2級に合格するためには・・・
①工業簿記は満点を目指す
②大問1仕訳問題は満点を目指す
③大問2,3は部分点を狙いで
以上のことを意識することで格段と合格に近づけます。
繰り返しにはなりますが、日商簿記2級は難易度が上がっており、税効果会計と連結会計のような、もともとは1級の範囲であった論点が2級の範囲になってきています。
それにも関わらず、簿記2級の受験者で商業簿記を得点源にしようとする人たちが予想以上に多くいるように思えます。
一見とっつきにくい工業簿記も食わず嫌いをせずに、しっかり対策をすることで意外と簡単に得点源にできます。
そして、一度得点源にしてしまえば、安定して満点を取れるようになるでしょう。
簿記2級合格するためには、大問1、大問4、大問5でどれだけ点数をとれるかが勝負になります。
ここさえ取れていれば2級の合格難易度は一気に下がります!
以上のことを参考にしていただき是非とも簿記2級合格を勝ち取ってください!
以上です☆